フレームワークにはデバッグメッセージを表示するものとしてDXUTTraceというのも用意されている。定義は次のとおり。
HRESULT WINAPI DXUTTrace( const CHAR* strFile, DWORD dwLine, HRESULT hr, const WCHAR* strMsg, bool bPopMsgBox );
- strFile
- ファイル名
- dwLine
- 行番号
- hr
- 表示したい関数の戻り値:
- strMsg
- 表示したい文字列
- pPopMsgBox
- trueにするとポップアップウィンドウを表示する。falseなら出力ウィンドウに出力する。
使い方としては次のような感じ。
DXUTTrace( __FILE__, __LINE__, hr, L"Error!", true);
これを使ったマクロとしてV()というのが用意されており、DirectXの関数を使ったときに正しく動作したかチェックできるようになっている。
HRESULT hr; V( pd3dDevice->EndScene() );
なお、すべて大文字のDXUTTRACEというものも定義されており、そちらはDXUTOutputDebugStringとなっている。つまり出力ウィンドウにメッセージを表示するもの。