ゲームが作れるようになるまでがんばる日記

ゲーム制作のことを中心にゲームに関することを書いています

THE QUIET MAN

THE QUIET MAN(ザ クワイエットマン) | SQUARE ENIX
実写のストーリーシーンとCGのアクションシーンで進行していくシネマティックアクション。
主人公は耳が聞こえないという設定なので、ゲームプレイ中も音声や字幕は無く、登場人物が話している内容は分からない。
発売してから1週間後に音声が含まれたバージョンアップが行われて、ストーリーの全貌がわかるという仕組み。
この試みは非常に面白い。
が、それがうまく機能しているかというと疑問が残る。
声が聞こえない状態を前提として興味が惹かれるようなシーンを作ったようではなく、もともと普通に作られたドラマのシーンを音声なしで見せられている感じで、長い会話シーンなどはこちらの間が持たないようなことが多かった。
そしてリアルタイムに操作するアクションシーンもあまりいい出来ではない。
グラフィックのクオリティが実写があるためにみすぼらしく見えてしまうし、特にモーションが良くない。モーションの変化がなめらかではなく飛ぶことが多いし、途中で止まってしまうこともある。
キャラクターが他のキャラクターや背景のオブジェクトにめり込むことも多く、バトルのアクションもわかりにくい。
さらにプレイヤーの頭の上に敵キャラクターが移動してしまい、プレイヤーは何も操作できなくなるというバグにも遭遇した。
しょうがないのでリセットしてやり直したら、かなり前の状態からやり直すことになり閉口した。
11月8日にバージョンアップがあり、音声が追加されるので、ストーリーの詳しい内容が分かるようになる。もちろん、プレイするつもりではいるが、また同じバトルを繰り返さなければならないとなるとあまり気が乗らない。アクションシーンはスキップするような機能を付けてほしい。